「生きてるだけで丸儲け」ありのままで自分を認める

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ありのままでいること。それが人の可能性が一番ある状態です。

アナと雪の女王のレットイットゴーで「ありのままで」という言葉が流行していることは、とても喜ばしいことです。
口にするのは簡単だけれども難しい「ありのままで」にいるためには、どのようにすればよいのか。流行で終わらせないためにも「素直さ」について考えてみました。

ジャック・ウェルチの名言

なぜ「素直さ」が必要なのか。元GEのCEOである実業家「ジャック・ウェルチ」(1935年〜)の名言「素直さ。正直に話しても平気だと思える環境。真実が話せる状況が整ってはじめて状況は好転する」と。

「素直」で在ること。自然体が一番可能性をもっている状態ということです。
人の心はいつも素直です。どんなときも正しく自分にフィードバックを返してくれます。

でも、頭が素直な感情を邪魔します。たとえば、

  • 利害関係を考慮する
  • 相手よりも上の立場で在ろうとする
  • 当たり前だと思い込む

その結果、心で感じたこととは異なる言葉が口から発せられます・・・
このように「心と頭のギャップ」が起きがちです。

自分で自分のことを「いいよ」と認めてあげる

どんな自分でも自分である。と、自分自身を認めてあげてください。失敗する自分も、かっこよくない自分も、誰かに笑われている自分も、社会常識に当てはまらない部分がある自分も、弱い自分も、どれも全て自分なのです。

常に完璧に在ろうとせずとも大丈夫です。強く見せようと構えてなくても大丈夫です。必ず誰かが、あなたらしい良さを見ています。自分で自分を認めることができる人には、自分のことを認めてくれる人が必ず現れてくれます。

自分の存在を認めてくれる人が現れたとき、自分の可能性を全力で安心して発揮できるようになっていきます。また、自分の心と頭の距離が縮まり、心と頭が一致していきます。

「生きてるだけで丸儲け」

日本を代表するお笑い芸人、明石家さんま(1955年〜)の名言「生きてるだけで丸儲け」は、とても力強い自分自身を認めてあげる言葉です。

「何か出来なければ自分ではない」なんて、そんなことは決してないのです。生きているだけで、それだけで既に良いのです。

私の人生の定義は、「人生とは、世界に触れて感じ続ける旅。正解なんてなく、もしあるとすれば、感じたように生きることだけ」です。

何かしたくなったら行動して、乗り気じゃない時は立ち止まって、疲れたときは休む。

その延長線上で、多くの人と出会い、上でも下でもない互いに等身大な関係性が生まれたとき、良い流れを生まれます。そしてまた新しい人との刺激的な出会いに繋がっていきます。

生きてるだけで丸儲けですね。

共感の時代「内発的動機、外発的動機」

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「共感の時代なのに共感してもらえない。もう無理」
誰もが一度は、抱いたことがある感情ではないでしょうか。
私自身も、何度もこの壁にぶつかり、たくさん悩んできました。
特に新しいアクションを起こす際には、必ずついてまわります。

内発的動機と外発的動機

なぜ「共感」が必要なのか。
人が動く理由は、大きく分けて2つあります。
  1. 権威という外発的動機
    主に仕事などによる主従関係や給与により発生。
  2. 共感という内発的動機
    主にボランティアなどによる自発的関係により発生。

内発的動機は、心の内側から本当に実現したいと信じられるものでなければ生まれません。また外発的動機に比べて、共感により信頼関係が結ばれ、一度関係性が形成されると力強いコミットメントを生み出します。

解決方法「見たい世界を描く」

見たい世界を想像して、言語とイメージの両方で描いてみよう。
あなたが見てみたい世界では、どんな良いことが起きていますか?
あなたが見てみたい世界にいる人たちは、どんな顔をしていますか?

内発的動機は、見たい世界を描くことで自分の中に生まれます。
また、他者と見たい世界を共有することで、他者の中にも内発的動機を生み出すことができます。

孤独 < 好奇心旺盛

ただし、見たい世界を描いた瞬間から、たった一人の孤独の旅がはじまります。それがリーダーシップの真実です。不確実な世界の中で、共感者を探す孤独な旅です。

それでも孤独の不安より、純粋な好奇心に満ち満ち溢れているからこそ旅へと出発することができます。
 
それは、感じたままに自己表現できる創造的な行為です。だからこそ不確実な世界にも喜んで足を踏み入れて前へ歩むことができるのです。
 
そしてやがて、リーダーの見たい世界は、共感者にとっても見たい世界となります。

特に看護など福祉系の厳しい現場で、リーダーシップが発揮されていくことを願います。
ぜひ、あなただけの見たい世界を描いてみてください。
 

西田幾多郎の哲学。相性が合わない相手にも興味をもとう。

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誰しも相性が合わない、苦手な方がいるかと思います。
つい相性が合う人同士だけでお昼のランチへ行ったり、コミュニケーションの範囲が限定的になりがちです。

哲学者:西田幾太郎の名言

なぜ「興味」が必要なのか。
日本の代表的な哲学者「西田幾太郎(1870年~1945年)」の名言
「知るには愛さなければならない。愛するには知らなければならない」

相手を知ろうとする興味こそが、あらゆるすべてを繋ぐ手掛かりであり、互いの想いが交差するスタートとなり、関係性を構築する起点になります。

解決方法「興味、関心力」

まず前提として、ここにいる人たちは、みな何かしら自分が学ぶべき面をもっている。ということを常に留めておきます。
その上で、常に興味、関心をもって接するように意識してみます。

そうすることで、自分で自分の可能性をシャットアウトしていたフィルタリングが取り除かれて、相手との関係可能性が拡張していくのです。

私のコミュニケーションの定義は、
「他人を認め、協調し、可能性を拡張していく能力」です。

相手に興味、関心をもたないことは、自分の可能性を自分で奪っている行為であることに気付けます。このようなことが、コミュニケーションのスキルを向上するという本当の意味ではないかと思います。

それでも難しいと感じてしまう・・・

もちろん人には、向き合えるタイミングがありますので、無理に誰に対しても等しく興味、関心をもつ必要はないと思います。

ただ、誰かと関係性を構築していないことにより、自分自身の心が安定していない状況だとします。その場合は、ご自身のためにも、まず先に自分から相手に興味、関心をもつ姿勢で接することでしか、状況は好転していきません。

よく、「相手を変えたければ、まずは自分が変わらなければいけない」と耳にすることがありますが、それは「自分が相手に興味、関心をもつように変わること」だと思います。

向き合わなければいけない相手の気性が激しかったり、高圧的な態度だったり、極めて難しい場合もありますが、まずは自分がされたら嬉しいこと、喜ぶことを相手にしてみることから、始めてみてはいかがでしょうか。

私は、この寒い時期、みかんを頂けるだけで喜びます。(笑)